外人に言われたのでもっと愛を注ぐことにする

POE::Component::RemoteTailというものがありまして、これは昨年の夏前後に何となく遊びで作ってCPANに上げていたモジュールです。

POE-Component-RemoteTail - tail to remote server's access_log on ssh connection
http://search.cpan.org/~miki/POE-Component-RemoteTail

リモートのアクセスログをtail -fするようなイメージで、それを何台でも同時にノンブロッキングなイベントとしてPOEに取り込む、といった類いのものなんですが、自分としては「そこそこ便利なものつくったかな」と思ってたんですが、ブログに書いてみてもまったく反応なし、という悲しみの作品でした。。。

ところが今頃になって、意外なことに国外から改善要望みたいなのが来たので、ちょっとびっくり。

やるねぇ外人さん。あんた渋いよ。

http://www.perlmonks.org/?node_id=746039

これを読むと、このひとはちょっと難しめな使い方をしたかったみたいなんですが、そこらへんの細部についてはかなり適当な状態で上げていたので「この人だいぶ苦しんだんだろうな」と思いつつ、自分のいい加減さに改めて気づきました。。ごめんね。適当で。

で、このperlmonks のやり取りの中で、POEの生みの親であるRocco Caputoさんが書き込みをしてくれているのですが、このフレーズが心にささりました。

This module seems to need some love. Maybe the author would be willing to heap some on it if they knew someone was trying to use it?

適当に訳してみると

「このモジュールは愛が足りないみたいだね。誰かが使ってくれようとしているってことに作者が気づけば、しっかり愛を注ぐようになるんじゃね?」

といったところでしょうか?

むしろ「全然だめだめモジュールだけど、だれか使ってる人いれば少しは真面目に取り組んでもらえるかもよ」ぐらいのことを言われているような気がします。(たぶん当たってる)

おお、まさにその通りだよ!

愛が足りないのは間違いなく作者の怠慢なんだけど(ごめん)、「誰かが使ってくれてる感」って大事。すごく大事!

というわけで、とりあえずcraigさんの要望のいくつかに答えるだけの簡単な修正を施してとっとと上げてしまいましたが、近々こいつはもう少し機能を追加したりサンプルコードを増やしたりして、「愛をそそいで」から改めてupしなおす予定。

使い方次第では便利なモジュールだと思うんだけどなぁ。

というわけでバグレポートでした。